コラム

進化し続ける客室は「主力商品」!基本をおさえて差別化を図ろう!

2016.01.06

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ホテルとは、宿泊客が楽しみ、くつろぎ、プライベートな時間を過ごす場所です。一般的な生活水準はそのままに、近年ではプラスアルファの設備やサービスが提供されつつあって、ホテルの主力商品とも言える客室は進化していっています。

商品としての客室の基本形と、どんなタイプがあるか、そして料金や設備、オプションといった細かな部分まで客室の在り方を考えていきましょう。



客室の基本とは?

シティホテルにおける客室の面積割合はホテル全体の半分以上を占めているのがほとんどです。レストランなどよりも広い面積を使い、経営的にコストが低く利益率が高い客室をより効果的に売るための対策を講じるのはホテル経営の基本といえます。

  • 安心し、安全な空間が提供されているか
  • 清潔で快適に過ごせる空間になっているか
  • リラックスでき、更に便利な使用感を得られる空間か

この3つを基本に考えていきましょう。

客室の安全面を考えると、セキュリティが挙げられます。近年よく見かけるようになったレディースフロアと呼ばれる女性専用フロアはまさにその典型的な例です。オートロックが基本となった今、更に安全を謳うにはそういった工夫が不可欠になっているのです。

清潔感は、客室の生命線とも言える重要事項です。基本ながら、これを怠ると信頼は一気に地に落ちてしまいますので注意が必要です。都会の喧騒を離れリラックスするのが理想でも、本当に立地が都会からアクセスが悪いと客足は遠のきます。好立地でも客室のインテリアや設備で日々の暮らしを忘れさせてくれるような造りを目指すのが良いでしょう。

ベッドによる客室のタイプと料金設定

客室のタイプとしては、ベッドの数と寸法で分類がなされます。

シングル、ダブル、クイーン、キング…と、ベッドの大きさは大小様々です。更に、部屋の広さと快適さを考えて昼間はソファ、稼働させて夜にはベッドとして利用できるステュディオベッドやハイダベッドも有効活用して、客室の対応力を挙げ稼働率を上げたいところです。

ホテルは旅館と違って、布団を敷くわけではないので1つの部屋におけるベッドは限られています。宿泊人数を少しでも広く対応するために、エキストラベッドやベビーベッドを用意するホテルも増えてきています。

料金設定には、収容人数はもちろんですが、夜景が綺麗な高層階は割高にしたり、サービス内容で金額に差を付けたり、海が見どころのホテルならばオーシャンビューか、オーシャンフロントか、パークビューかによって金額を分けたりと人数以外の要素でも金額の高低を設定することが可能です。

客室の設備とアメニティを考えましょう

基本的な設備としては、廊下(共同区画の通路)と客室を隔てるドア、その部屋のベッドとテーブル、いすとユニットバスといった宿泊客が最低限くつろげるような設備が必要になります。大規模なホテルになればなるほど重要視されるのが、空調です。冷暖房は宿泊客の満足度に直結しますし、部屋のニオイや乾燥具合もホテルの印象に大きく影響してきます。

同じ気温でも、お客様一人一人が感じる気温感は違いますから、多少のニーズの違いにも対応できるような空調設備の導入が急がれます。乾燥やニオイ対策として、空気清浄器を貸し出しているホテルも多くなってきました。

また、注目すべきは“アメニティ”です。石鹸やシャンプー、髭剃りといった備品のことで、それを使用したり持ち帰ったりするのが楽しみの一つになっている利用者もいるほどです。アメニティにいかに力を注ぐかによっても、ホテルの個性を利用者側が感じることが出来ますし、他のホテルとの差別化を図ることにも使えますので重要な要素の一つとして考えてよいでしょう。