コラム

【部門を知る!】いわばホテルの歯車!?料飲部門におけるサービス職種の重要性

2016.02.15

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レストランやバーを担当し、宿泊部門と並んでホテル経営・運営において極めて重要な部門でもある料飲部門。その中でも専門の技術を持っているのが料飲部門のサービス職種の人たちです。こういった人材を大切に育て、気持ち良く勤務してもらうことがホテルの信頼に直結します。



料飲部門の大きな枠組み

レストランやバーを担当する中でも、料飲部門は大きく2つに分類することが可能です。実際に提供する料飲物を作る側の「調理部門」そして、調理部門の人たちが作ってくれた料理や飲み物をお客様の元へと最高の状態で提供するために働く「サービス部門」の人です。ホテル全体の料飲部門をみると、たくさんの人が従事していることがわかります。

たくさんの料飲店舗にそれぞれ2部門の人間が配置され、各々が必要な働きを行なっている…いわば働く人はホテルの歯車です。小さなズレはホテルそのものを傾かせてしまいます。歯車となるひとつ1つの仕事をしっかりと知っておくことが大切です。

料飲部門のサービス職種とは

ホテルでは料飲部門のことをフードアンドビバレッジの略のFBと呼び、経営上で重要な役割を担わせています。FBマネージャーがその統括的役割をし、サービスの充実や各種フェアの企画・実行の指揮者となるのです。その元でホールでのサービスに従事する人、バーテンダーのように提供を主にしている人やワインに特化した知識を発揮するソムリエがのびのびホテルで活躍しているのです。

グリーター

レストランの入り口付近に、必ず誰かスタッフが立っている印象はありませんか?レストランへ足を運んでくれたお客様を出迎えて、席までスムーズに案内をし、ウェイターに受け渡す役割を持つのがこのグリーターです。人数や客層によって案内する席を瞬時に判断し、コントロールをすることからここを任せるには相当の信頼のある人でなければなりません。

オーダーテイカー

お客様から注文を受け取る仕事です。レストラン内ではもちろん、ホテル全体のルームサービスの注文も同時に受けています。

ウェイター・ウエイトレス

レストランのホールでお客様から料理や飲み物の注文を受け、適切なときを見計らってスムーズに提供をする仕事です。

バーテンダー

バーの顔ともいえるのがこのバーテンダー。カウンター越しにお酒に関する雑学等を語ったり自慢のカクテルを披露したりするバー内の花形。近年は女性のバーテンダーも活躍しており、女性が一人でも飲みに来やすい空間づくりの手伝いをしてくれています。技能を競う大会もあり、そこで結果を残したバーテンダーを雇い入れ、ホテルのバーの格を上げることも可能です。

ソムリエ

ワインに関する知識を誇るスペシャリスト。資格試験に通過していないと名乗ることが出来ません。また、ワインそのものだけの知識では不十分とされ、ワインを最大限に楽しむために、一緒に食べる料理についても深い知識が必要とされるので、料飲部門の頭脳職ともいえる立場の仕事内容。近年では、コミックやドラマの題材にもなって注目を集めている人気の職業のひとつです。