経費削減

「大浴場」の抱えるコスト、無駄に流しっぱなしにしてしまってはいませんか?

2016.12.19

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ホテルや旅館を利用する宿泊客の中には、大浴場でゆったりお風呂に入ることを楽しみにしている人も少なくありません。大浴場は大きな集客ツールの一つです。似たような条件のホテルが2つあった場合、「大浴場の有無」で宿泊先を決めるという人もいるほどです。

このように消費者へのアピール材となる大浴場ですが、実はコストカットの余地が非常にたくさんある設備でもあります。

大浴場はコストの見直しどころがいっぱい!

ホテル・旅館の目玉ともなり得る大浴場。しかし、コストという面ではこまめな見直しが必要です。そもそも大浴場は、大量の水とガスを使うためランニングコストが高い場所です。さらにアメニティ類やドライヤー、空調や扇風機といった電気製品も使われることが多く、電気代もかかります。清掃やメンテナンスも必要なので、人件費もかかってきます。

大浴場自体は、近年多くの宿泊施設が設置しており、その人気は根強いといえます。一つだけでなく複数の大浴場を有していたり、男女別で入浴できるところも増えています。海外からの観光客にも大きなお風呂は人気があります。しかし、自分のホテルの大浴場が実際にどのような利用状況になっているかどうか、把握しているオーナーの方は少ないのではないでしょうか。

「24時間入浴可能」は必要なサービス?

例えば、24時間いつでも入浴できる大浴場が売りのAホテル。天然温泉を引いていて、他のホテルと差別化を図っています。ここで気になるのが、24時間の入浴は必要なのかということです。「いつでも入浴できる」というのは宿泊者にとって魅力的ですが、深夜に大浴場を利用する人はそれほど多くありません。もしかすると、日に1人か2人程度かもしれません。その数人に対して、夜中、ボイラーの燃料や水、電気を使い続けていることになるのです。

これは、サービス面では優れているかもしれませんが、コストの面では非効率的だといえます。例えば大浴場の利用は深夜0時までとすれば、浴場や脱衣所の節電、節水が可能となります。他にも、アメニティ類の中で使用頻度の少ないものは減らしたり置かないようにしたりする、という削減策もあります。

ただし、カットするものの選び方や程度については、ホテル側の視点で決めることはおすすめできません。あくまでも宿泊客のニーズや使用状況をデータ化し、カットしても問題ないということを確認してから実行に移すようにしましょう。コストありきの削減では、サービスの質や宿泊者の満足度を低下させる恐れがあるからです。

 

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