用語解説

トーマス・クック

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1881年にイギリスで創立された旅行会社であり、またその創業者の名前でもあります。トーマス・クックはイギリスの実業家であり、近代ツーリズムの祖として知られています。

彼は夜行列車や乗合馬車といった安価な運輸方法で多くの民衆をロンドン万博に運ぶ企画を成功させ、大陸横断鉄道やスエズ運河の開通を機に海外旅行も手がけたことで、庶民向けの娯楽としての旅行を定着させました。旅行小切手やヨーロッパ鉄道時刻表を発行していたことがあり、それらの代名詞となったこともあります。

現在のトーマス・クック・グループは、本拠地イギリスをはじめドイツや北欧を中心として、航空事業やインターネット旅行販売を展開。世界第6位の規模の旅行会社グループとなっています。

 

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