用語解説

世界遺産

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「世界遺産」とは、世界遺産条約で「顕著な普遍的価値」を有すると認められた文化財や自然環境のことを指します。世界遺産条約は1972年のユネスコ総会で採択された条約で、エジプトのアスワンハイダムの建設により水没の危機にあったヌビア遺跡を移築・保存するために始まった救済キャンペーンが誕生のきっかけです。

世界遺産には3つの種類あり、基本的には有形で移動不可能な不動産と、それに準じるものが対象となります。世界遺産の3つの種類は「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」で、2015年12月の時点で3種類合わせて1031件の世界遺産が登録されています。

世界遺産登録までの流れとしては、第一段階として条約締結国による国内の候補物件リストからの推薦となります。それを受けて専門機関による調査が行われ、報告書を元にして世界遺産委員会による登録および削除が決定されます。

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