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観光庁おすすめ!全国46のショッピングコースをインバウンド対策に活用しましょう!

2016.04.21

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日本にやって来る外国人観光客の多くが、ショッピングを楽しむために訪日します。特にアジアからの観光客の中には、日本製品への信頼も厚く、できるだけ効率よくたくさん買い物を楽しみたいという人が多いようです。

しかし、これまでは限られたルートやショッピングエリアに外国人観光客が集中していました。

そこで、日本全国の魅力あるスポットや観光ルートをより多くの人に知ってもらうため、観光庁および地方運輸局が全国46のコースを策定しました。3月16日にリリースされたこのサイト、迎える側のわたしたちはどのように活用することができるのでしょうか。



日本全国の魅力を発信するショッピングルート

この度策定されたルートは、すでに人気の高い主要観光スポットに加えて、まだあまり知られていないスポットや地域の名産品を購入できるエリアを組み込む形となっています。これにより、従来の人気ルートでは素通りされてしまうことの多かった地域や、外国人観光客に知名度の低いローカルな名産品を効果的にアピールする狙いがあるのです。

コースの策定は、外国人観光客の動向や買い物ニーズを踏まえた上で行われており、日本全国の魅力を幅広く知ってもらうことのできるルート選びがされています。

具体的なエリアやコース内容については、日本政府観光局(JNTO)のホームページ上ウェブサイトで見ることができます。

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サイト概要(引用:観光庁報道資料)

 

5つの言語対応(英、中(簡・繁)、韓、日)でスマートフォンからも閲覧可能となっています。

ゴールデンルートだけじゃない!津々浦々の魅力をアピール

日本にやって来る外国人観光客の多くが、「ゴールデンルート」と呼ばれる観光ルートを辿ります。

これは東京・富士山・大阪・京都といった、人気の定番スポットを巡ることのできる王道ルートで、特に日本に始めてやってくる外国人観光客に人気があります。日本観光の基本ともいえる主要スポットだけを回るため、お土産品や体験アクティビティが定番のものに限られてしまうというデメリットがあります。

しかし、今回策定された46のルートを活用すれば、ゴールデンルートに加えて滋賀県や兵庫県といった周辺エリアへの関心も高めることができます。

東京から富士山の間である小田原や箱根で、自然やアートを堪能しつつ、温泉グッズや寄木細工などの名産品を購入してもらうルートも紹介されています。

各ルート紹介では、交通アクセスや写真つきスポット紹介、観光スポットの基本情報もまとめて掲載されており、外国人観光客に役立つ情報が掲載されています。

既存の観光ルートや、「ゴールデンルート」では物足りないという外国人観光客にとって、これらの46コースは実用的で魅力的だと感じてもらえるのではないでしょうか。

もちろん、各観光地としても、コース内容を参考にして受け入れ態勢を整えることに役立つと考えられます。言語対応や外国人向け商品を充実させることはもちろん、地域を上げての観光アピールや、住民と一体となったインバウンド対策を行うことが可能になります。

今後、46コースを参考にした外国人観光客が増加することが予想されるため、それぞれの観光スポットや地域行政はコース内容を参考にして旅行客のニーズをキャッチしてみてはいかがでしょう。

<サイトURL>JAPAN Shopping Course Information
http://shopping-course.jnto.go.jp/ja/(日本語)

<参考>
国土交通省 観光庁 ニュースリリース
「全国津々浦々の魅力あるショッピングエリアを巡る46コースを策定しました!」
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000276.html