抹茶は日本の代表的なフレーバーの一つ。そのまま飲むのはもちろん、お菓子作りに使ったり、アイスクリームに混ぜたりと、日本人にとってはごく自然に生活の中にある味だといえます。
そんな抹茶が、多くの外国人を虜にしていることをご存知でしょうか?今回は、海外で熱狂的に支持されている抹茶の魅力に迫ります。
こんなにも、外国人は抹茶好き!
日本では市販されているお菓子にも抹茶味の物が多くあります。抹茶そのものより、抹茶味の食品を買う機会の方が多いのではないでしょうか。
日本人の中にも抹茶好きはたくさんいますが、逆に嫌いという人も珍しくありません。特に子供たちにとっては、抹茶の苦味や独特な風味が苦手という意見が多く、お菓子やアイスでも抹茶味の人気は今ひとつなことも。
しかし、海外からの観光客の動向に目を向けると抹茶は大きなキーワードになります。例えば外国人観光客が多く足を運ぶ大型ディスカウントショップ「ドン・キホーテ」では、抹茶味のお菓子が箱買いされている光景がよく見られます。
特に人気なのが「キットカット」で、欧米から中近東、アジアの国々と多国籍な人々から熱狂的に支持されています。そのおいしさは一度食べたら忘れられない衝撃になるそうで、母国の友人や親戚に頼まれて、店頭にあるだけ買い占めていくという人も少なくありません。
また、抹茶味の食品を見ると試してみたくなる外国人も多いようです。チョコレート、クッキー、ケーキはもちろん、飲料なども抹茶と付けばとりあえず買ってしまうという抹茶好き外国人も多いのだとか。
抹茶はなぜ海外でも受け入れられているのか
一般的な緑茶よりも苦味が強く、香りも豊かな抹茶。抹茶自体は苦すぎて飲めない、という人もいるかと思います。外国人にとっても、抹茶自体の味は「イマイチ」「嫌い」という意見が少なくありません。
しかし抹茶味のお菓子となると、話は別。近年世界的な和食ブームになっていることもあり、日本のお茶文化についても急速に知識が広まっています。
アメリカのニューヨークでは抹茶専門のバーも登場し、人気を博しています。ヘルシーで体にいいからという理由で、緑茶を飲む人も増えているのだといい、その流れで抹茶についてもメジャーな存在になりつつあります。
それに加えて、日本に旅行に来た際や、日本に旅行した友人などからのお土産で抹茶味のお菓子を食べた人が、そのおいしさの虜になるケースが続出。SNSなどに投稿されるとさらに評判を呼ぶという形で、抹茶味お菓子の人気が高まっているのです。
特にチョコーレト系のお菓子が人気なようで、チョコの甘さと抹茶の苦味のバランスが最高だと評する人が増えています。抹茶味のお菓子が忘れられず、日本からわざわざ輸入してまで食べたい、という声も聞かれるほどです。
「キットカット」に限らず、多くの外国人観光客は抹茶味のお菓子を大量買いしていきます。そして、帰国するとそのおいしさを周囲の人と共有し、さらに抹茶ファンが増えていくのです。
ネットや口コミサイトでも頻繁に取り上げられているため、今後も抹茶味お菓子のブームは続きそうです。