「The World Tourism Organization of the United Nations」の略で、日本語では「世界観光機関」と呼ばれています。157の加盟国、6地域480以上の賛助加盟員で構成されており、世界最大の観光分野の国際機関となっています。1975年に設立され2003年に国連の専門機関に格上げされており、本部はスペインのマドリッドに置かれています。
UNWTOの目的は、観光を通じて経済的発展や国際間の相互理解、国際平和と人権尊重に寄与することです。このため、国際会議やセミナーの開催、市場調査や観光統計の作成、人材育成支援や技術協力といった活動を行っています。
日本では奈良にアジア太平洋センターが設置されており、UNWTOにおける日本の分担金は加盟国全体の2.8%となっています。