コラム

写真だけでは不十分!?オリジナル動画でアピールすることの重要性

2016.03.11

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日本のホテルや旅館のホームページを見ると、客室の様子や建物内の様子、客室からの眺めなどを写真で紹介しているところがほとんどです。フラッシュ動画を取り入れているところも増えていますが、まだまだ静止画や文面によるアピールが主流なのではないでしょうか。しかし、静止画によるアピールは、外国人観光客には不十分な可能性もあるのです。




動画による集客が重要な理由

近年、日本でもすっかりおなじみの存在となった「YouTube」。企業や個人の枠を超えて誰にでも投稿・閲覧ができ、既存のメディアに大きな影響を与えていることは多くの人が知るところです。

日本ではまだまだ娯楽的利用度が高い「YouTube」ですが、インバウンド市場においては非常に有効な集客ツールの一つ。日本人を始めどこの国の人にとっても、動画は文章や静止画より短時間でより多くの情報を与えることができます。ぜひ、オリジナル動画を作って海外への自社アピールに役立ててみてはいかがでしょう?

動画投稿サイトを利用することのメリットは、視聴者によってわかりやすいということだけではありません。実際に利用した人の感想や、視聴者の感想・口コミが反映され、そこからまた情報が拡散していくという宣伝効果も期待できます。コストを抑えて広く宣伝できるのが、動画投稿サイトを利用する最大の魅力なのです。

投稿サイトを経由しなくても、自社ホームページでアピール動画を流すだけでも有効です。例えば四季折々の眺めをまとめた動画や、従業員の紹介ビデオ、その土地の歴史や見どころをまとめた短時間の動画でも構わないのです。ただし、視聴して気に入ってくれた人にリンクを貼ってもらえるよう工夫することも欠かせません。

始めてやってくる外国人観光客にとっては、その土地も宿泊施設も未知のものです。安心して利用することができるよう、よりわかりやすくリアルな情報が伝わるアピール動画を作成することが重要になってきます。

自分で自分を最大限アピールすることの大切さ

日本政府の行った調査によると、訪日観光客のうち、非常に多くの人がインターネットから情報収集をしています。

ミシュランを始めとするガイドブックや、旅行会社のパンフレットといった紙媒体を利用する人は全体の10%程度。一方で、個人ブログやSNS、旅行会社や宿泊施設のホームページなどのインターネットからの情報収集をして訪日した人は、全体の90%近くにも及ぶのです。

ただし、国によって好まれるSNSツールは異なるので注意が必要です。例えば台湾や韓国では口コミ掲示板の人気が高く、旅行者は口コミ評価の高い観光スポットを多く訪れる傾向にあります。

また、日本ではLINEやFacebookが人気ですが、韓国ではカカオトークがメジャーなツールであり、中国では微博(ウェイボー)やWeChatが主流です。日本国内だけでなく、各国のインターネットツールについてリサーチすることも欠かせません。

一見大変な手間に思えるかもしれませんが、世界中の観光客をターゲットにするには、国によってベストな対応をすることが大切です。自分を最もアピールできるのは自分自身。ぜひ、オリジナル動画による宣伝方法を検討してみてはいかがでしょう。