世界遺産にも登録され、海外で絶大な人気を誇る「和食」。その繊細な味付けと素材の味を活かしたシンプルさが、国籍を問わず多くの人から支持されている・・・と思いきや、実は意外な「日本の味」も人気の一因になっているのです。
その代表格がソース。とんかつ、お好み焼など日本の食卓に欠かせない存在であるソースは、多くの外国人にとって日本で始めて出会う味。一度味わったら、はまる人続出!のソース味、その人気ぶりについてご紹介します。
ソースの味は海外でどのように受け入れられているか
日本在住の外国人に聞いたあるアンケート調査によると、6割以上の人が来日後に始めて日本の「ソース」を使用したと答えています。味について聞くと、「あまり好きではない」「嫌い」の4.9%に対して、「好き」「どちらかといえば好き」はなんと83%!
日本でおなじみの万能調味料であるソースは、外国人にとっても美味しいと評判なのです。もちろん、お好み焼きやたこ焼き、とんかつといったソース味のメニューも大人気。自国に帰ってからも、わざわざアジア食材のお店で探してソースを買い求める、という人は珍しくないようです。
初めてソースを食べた外国人の反応は、以下のようなものが多くなっています。
- 「甘くてスパイシー」
- 「ものすごく美味しい!」
- 「この味をなんと説明すればいいのかわからないけれど、こんなようなものは他に見つけられない」
- 「すっかり気に入った」
たくさんのスパイスとフルーツや野菜の旨みを凝縮したソースならではの味わいが、海外でも絶賛されているようです。Amazonなどで取り寄せたいという声も多く、一度食べるとソースの美味しさがやみつきになってしまう外国人は珍しくないのです。
ソース味が人気の理由
特に欧米の人々にとって、日本のソースはバーベキューソースに似た味だと感じられるようです。それでいて自国のバーベキューソースとは異なる、甘さとスパイシーさが効いた独特の味わいは、海外ではなかなか出会えない味なのだとか。
肉だけでなく魚のフライ、キャベツなどの野菜といった具合に、何にでも合う日本の万能調味料であるソース。意外にも日本ならではの味として、日本にやってくる外国人観光客の舌を楽しませています。
ソースのように日本人にとっては珍しくない味が、外国人にとっては忘れられないほど美味しく感じる、ということは少なくありません。せっかく遠い国々から来日してくる外国人観光客の皆さんには、ソースだけでなくさまざまな調味料や食品に関して、多くの味を経験してもらいたいものですね。
多くの外国人は日本で出会った刺激的なおいしさを自宅で再現してみたいと思う傾向にあるようです。もちろんソースについても、味わいから素材を推測して、なんとか再現しようとする人が少なくありません。この場合、日本にいる間に材料やレシピについて知る機会があると、より喜ばれるのではないでしょうか?
もし身近にソース未体験の外国人がいたら、ぜひ一度紹介してみてはいかがでしょう。その刺激的な味わいが、彼らにとって貴重なアクティビティになる可能性もあるのです。