コラム

日本=忍者の国!?今もなお「ニンジャ」が世界の人々を魅了してやまない理由とは?

2016.04.22

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我々日本人にとって、「ニンジャ」は遠い昔の存在。しかし海外に目を向けてみると、いまだに「日本=ニンジャ」というイメージを持っている人が少なくありません。

なぜ「ニンジャ」はこんなにも人気があるのでしょう。「ニンジャ」人気を紐解くことで、日本が海外に向けてアピールできる武器について考えてみます。



「ニンジャ」が人気な理由とは

日本の代名詞といっても過言ではない「ニンジャ」。しかしなぜ、そこまで海外でニンジャが人気なのでしょうか?

実は、日本ではあまり知られていませんが、アメリカンコミックの人気ヒーローであるバットマンはニンジャと深いつながりがあります。なんと、映画『バットマン・ビギンズ』では、バットマンがニンジャ修行をしていたという描写があるのです。

身軽でアクロバティックな動きと、闇に溶け込む真っ黒なコスチュームは、確かにニンジャのイメージとリンクする気もしますね。アメリカでは「ニンジャ=魔法のような必殺技を使うとても強い戦士」というようなイメージもあり、バットマンとのつながりも相まって、ニンジャに憧れる人が多いようです。

また、飾りが一切ないシンプルな服装が逆にクールだと思われていたり、主君に忠誠を誓う熱い志と自己犠牲を厭わない勇敢さも、海外で人気の理由だと考えられます。目立つ存在ではないにも関わらず、ヒットマンとしてのスキルはかなり高い、というギャップに魅力を感じる人も少なくないようです。

マンガやアニメ、映画に出てくるキャラクターの人気ももちろんですが、ニンジャそのものの生き方に共感したり、憧れたりする外国人が多いのではないでしょうか。クールなニンジャのイメージを通して、日本という国や文化に興味を持つ外国人が多くなっているのです。

日本はこうして観光アピールをすべき!

私たち日本人は、現代社会には本物のニンジャはいない、ということを知っています。もし外国人に「ニンジャはいるの?」と聞かれたら、「ずっと昔にいなくなってしまったよ」と答える人がほとんどではないでしょうか。

しかし、そこで敢えてお互いに楽しい気持ちになれるような返答をしてみるというのはいかがでしょう。

例えば、「ニンジャはいなくなってしまったけど、ニンジャ体験はできるよ」や、「ニンジャの里があるから観光に行ってみてはどう?」とニンジャ縁の地を教えてあげるなど、興味が膨らむようなアドバイスをすることは可能です。

ニンジャの国・日本として、新しいニンジャ像を体験できるような観光ガイドを考えてみるのも良いかもしれません。国籍を問わずみんなでニンジャワールドを楽しむことが、一つのアクティビティになるかもしれないのです。

海外で人気が定着しているニンジャという存在。日本国内でも繰り返しさまざまなモチーフに使われているだけあり、日本人ならではの愛着ある存在だとも言えます。

世界と日本で一緒になってニンジャを盛り上げていけば、新しい観光アピール材になる可能性もあるのではないでしょうか?