コラム

ハマる人、続出!?今、外国人観光客の間でホットな「Izakaya」の魅力とは?

2016.05.02

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日本には非常にたくさんの居酒屋があり、最近では子供連れ歓迎というお店も少なくありません。安くお酒を楽しむことができておつまみも豊富、営業時間も長いということで、多くの日本人にとって、もはやなくてはならない存在だともいえるのでは。そんな日本ならではの居酒屋に、海外から熱い視線が集まっていることをご存知でしょうか?



居酒屋文化は日本ならでは?

仕事帰りにちょっと一杯飲みたい時や、家族や友人と一緒に安くお酒を楽しみたい時、居酒屋はとても便利な存在です。

しかも大手チェーンや個人経営のお店など、その個性もさまざまなので、好みに応じてお店を選ぶこともできます。お店によって揃えているお酒の種類やこだわり、価格設定も異なるので、シチュエーションに応じてお店を使い分けているという人も多いのではないでしょうか。

しかし、日本では街のあちこちに存在する居酒屋ですが、海外では非常に珍しい存在です。特に欧米では「食事」と「飲酒」はかなりはっきりと区別されていて、日本のように「お酒を飲みながら食事も楽しむ」という居酒屋スタイルは滅多にありません。

アメリカを例に取ると、お酒を飲みたいときは「バー」に行き、食事を楽しむときは「レストラン」を利用する、といった具合になるのです。

また、国や地域によっては飲酒自体が難しいこともあります。

例えば宗教上の理由で、飲酒やアルコール飲料の販売を自主規制しているところも。アメリカでは「バイブルベルト」と呼ばれる地域で、「安息日はアルコールを販売しない」という取り決めになっています。また、イスラム諸国では宗教上の理由から飲酒自体が禁止されているところがほとんど。観光客やイスラム教徒以外は飲酒OKというお店があったりもしますが、日本のように成年なら誰でもいつでもお酒を楽しめるという環境はないのです。

気分によって使い分けができるのも特徴!

イギリスでは、お酒を飲みたいときは「パブ」に行くことが多く、しかもそのお店にいる客全体で楽しい時間を共有するという考え方があります。しかし日本では、家族や友人などグループごとに個室や半個室で時間を過ごすことが多くなっていますね。

プライベートな空間で、仲間同士の時間を楽しみながらお酒や食事を楽しむ、というのが日本流のスタイルだと言えるのではないでしょうか。

しかし、イギリスのパブのようにワイワイ楽しめる居酒屋がないかというとそうでもありません。例えばスポーツバーでは、見ず知らずの他のお客さんと交流することが珍しくないですし、一般的な居酒屋でも、他のお客さんと話したり仲良くなった経験があるという人は多いかと思います。

また、郷土料理をメインにした居酒屋では同郷の人が集まる傾向にあり、自然と客同士で仲良くなることも。お店の雰囲気や店主の意向によって、客同士の交流が盛んなお店とそうでないお店は分かれます。

以上のように、個性豊かでシーンに応じた使い分けも可能な日本の居酒屋事情。多くの外国人にとって、非常に興味深くエキサイティングなお酒の席を楽しめるスポットとなっているのです。