コラム

SNSを活用した国際交流「Japan Tour Guide」のマッチングサービスがおもしろい!

2016.06.03

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インバウンド市場が拡大し、日本を訪れる外国人観光客数は右肩上がり。街中で外国人観光客を見かける機会も多くなった、と感じる人が多いのではないでしょうか。

そんな中、自主的に外国人観光客を「おもてなし」する人たちが注目を集めています。それが、渋谷を拠点に活動を行うJapan Tour Guideです。



英語を使いたい人と訪日観光客をマッチング!

「Japan Tour Guide」では、日本語があまり得意ではない外国人観光客と、外国人と交流したい日本人をマッチングしています。『外国人とトモダチになろう』をコンセプトに、両者を仲介しているグループなのです。

代表を務める大森峻太氏は、自身の海外留学経験を活かして「日本人が英語をもっと話せる機会を」という志から「Japan Tour Guide」を設立。ウェブサイト上でマッチングを行うだけでなく、自身を含めた登録会員たちが街頭に立つことで、より多くの外国人と日本人のマッチングを実現しています。

「Japan Tour Guide」というのは、外国人観光客にとっては地元情報に詳しい日本人ガイドを低コストで得ることができ、ガイドを務める日本人はリアルな英語コミュニケーションを体験できるという、両者にとって魅力的なサービスなのです。

外国人ゲストと日本人ガイドのマッチングは、主にFacebookを介して行われます。日本人ガイドとして活動したい場合は、「JTGガイド」として登録し、マッチング専用グループに登録します。その後、投稿を見て交流したい外国人ゲストを選び、直接連絡を取るという流れになります。

登録やサービスの利用は無料ですが、交流のための交通費や飲食費、報酬などはガイドとゲスト間の交渉になります。

インバウンド観光を盛り上げる民間サービス

日本を訪れる外国人観光客の多くが、日本語に不慣れで日本の街や交通に慣れていません。その一方で、よりディープな日本文化を体験したいと思い、日本人と交流したいと思っている人も少なくありません。

東京オリンピックを控え、日本国内でも外国人観光客への関心が高まりつつある中、積極的に外国人と交流したいと思う日本人も増えています。しかし、「実際に交流する場が少ない」「どうやって交流したらいいかわからない」という声も多いのが現状です。

そんな中、外国人観光客のニーズと日本人のニーズが、見事にマッチングしているのが「Japan Tour Guide」です。「ガイドと観光客」という関係ではなく、あくまでも対等な関係で交流することができるというのも、このサービスの魅力の一つではないでしょうか。

英語力に自身はないけれど、住んでいる街の観光案内なら自信がある。英語を勉強中だから、実際に使ってみたい。そんな人はもちろん、学生時代に英語が得意だったというシニア世代や、育児が一段落した主婦なども、「Japan Tour Guide」でなら活躍することできます。

国際交流の場としても、新しい人材発掘の場としても通用する「Japan Tour Guide」のフリーガイドサービス。新しい組織や仲介の場を作らなくても、既存のSNSを活用して国際交流を実現しているという斬新さは、今後の日本のインバウンド市場に新しい風をもたらすかもしれません。