コラム

アジアからのリピーターが増加中!旅行の目的や好みを知って、集客に活かしましょう!

2016.07.25

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日本にやって来る外国人観光客の多くが、実はアジアからの旅行者です。彼らにとって日本は、身近な存在であり気軽に旅行するにはうってつけの旅先です。

中国や韓国、タイなどからやって来る観光客たちは、買い物や観光に多額のお金を使っていきます。日本のインバウンド市場において、アジアからの観光客が大きな消費者層を形成しています。

彼らの目的や好みを知ることができれば、今後の集客にも大きな武器となるのです。



アジアからの訪日客の特徴とは?

アジアからやって来る観光客の多くは、日本に関する知識が多少なりともあることがほとんどです。日本の四季の美しさに憧れていたり、日本のアニメや文化を体験したいと考えています。

また、世界的に信頼されている日本製品への強い関心もあります。

中国や韓国といった、最も近距離のアジアからやって来る訪日客たちは、日本を手軽な旅行先と認識しています。日本文化についても知識があり、一度の旅行では短期滞在し、何度もリピートして旅行にやって来る傾向があります。

タイやベトナムからやって来る観光客は、日本の自然を体験したい人が多くなっています。一年を通して温暖、もしくは暑いこれらの国では、日本のようなはっきりと分かれた季節は珍しく感じられます。冬の雪や春の桜、秋の紅葉など、自国では見られない自然風景に強い関心を持っているのです。

欧米からやって来る観光客の多くが、初訪日であったり、日本文化になじみがないことに比べると、アジアからの観光客はリピーターが多い傾向にあります。日本文化にもある程度の理解や共感があり、日本に来ても比較的過ごしやすいということがいえるのです。

ただし、宗教面においては戒律が厳しい国も多く、食事や接客面での適切な対応が必要になります。

日本への憧れを持っている人が多い

観光立国に関しては、日本はインドネシアや韓国をはじめとるすアジア諸国に大きな遅れを取っています。経済面でもタイやベトナム、インドの発展が目覚しく、これまでアジアの牽引役とされてきた日本の存在感が薄まりつつある感もあります。

しかし、一般的な人々の感覚からいうと、まだまだ日本はアジアの中で特別な存在だといえます。日本にやって来るアジアからの観光客たちは、日本という国に強い関心を持っているのです。

特にテレビドラマやアニメにおいては、日本の作品が放送されている国が多くあります。子供の頃から日本の作品を目にしているアジアの人々は、作品中で描かれる日本の風景や文化を好ましく思ったり、憧れたりしていることが珍しくありません。

そうして、実際に日本を訪れ、日本の自然の美しさやホスピタリティ精神に触れてもっと日本を好きになり、2度3度と旅行にやって来てくれるのです。

アジア地域の中には親日である国や地域が非常に多くあります。反日とされている国でさえ、個人的には日本が好きだという人も少なくないのです。

今後も経済発展が期待されるこれらの地域の観光旅行ニーズを上手く取り込むことができれば、日本のインバウンド市場がさらに大きく成長することが期待できます。

欧米からの観光客だけでなく、アジア市場を大きく開拓することが、今後の旅行業界に求められているのです。