「滞在型観光」とは、特定の一拠点に滞在し、そこを中心とした周辺地域でのアクティビティに参加するレジャー形態のことをいいます。海外旅行ではこの滞在型観光を楽しむ人が多い傾向にあります。日本国内ではこれまでは「周遊型観光」が伝統的に存在してきた経緯がありますが、周遊型と滞在型は概念的に正反対のものとなります。
周遊型観光が複数の観光目的地を往来し、「移動」と「訪問」をメインにしてきたのに対して、滞在型観光は一つの地域に長く滞在し「体験」と「観光」をメインにしています。滞在型観光は地域への経済波及効果や地元との交流、リピーター化が期待できることが魅力です。
今後の日本の観光業においては地域振興に役立つ滞在型観光の推進が求められており、受け入れ地では滞在者を楽しませる独自の体験プログラムの開発に力を入れています。