用語解説

出国率

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人口に対する海外旅行者数の割合を「出国率」といいます。日本人海外旅行者数が最も多かった2012年の出国率は14.5%でした。しかし同年の台湾の出国率は約44%で、オーストラリアは約36%、韓国は約27%であり、日本の出国率がいかに低いかがわかります。

2013年時点で、日本からの海外出国者数は世界で13番目の多さとなっています。しかし世代別の出国率で見ると40代男性が最も多く、以降は30代男性、50代男性、20代女性がそれに続いています。

また、都道府県別出国率で見ると、全国平均を上回っているのは東京・神奈川・大阪・京都などの9都府県のみです。大都市圏にあり大規模国際空港へのアクセスが良いことと、経済力が高い、人口構成のバランスが良いことが影響していると考えられます。出国率には国内の地域格差の問題が顕在化しているのです。

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