2015年12月25日に国土交通省は、多摩川沿いの4万3000平方メートル(東京ドーム1個弱に相当)の敷地を民間に貸し出すことを発表し、すでに公募が開始されています。対象地は、羽田空港国際線旅客ターミナルに隣接する空港用地(行政財産)。
事業者の選定には、宿泊施設および複合業務施設を導入することや2020年までの開業などが条件としてあることから、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年までに新たにホテルが開業することになります。
また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を絡めた内容評価となっており、訪日外国人客対応、バリアフリー等のユニバーサルデザインといった加点項目が盛り込まれています。
貸し出し期間は、2018年4月1日から2068年3月31日までの原則50年(一般定期借地権)。
6月17日に落札者を決定、7月頃に基本協定の締結が行われ、9月頃に事業協定・国有財産定期借地権設定契約書を締結する予定となっています。
2010年10月21日の国際線ターミナル開業に伴って訪日客の利用が急増している羽田空港。東京の「空の玄関口」が今後どう変わっていくのかに期待を寄せたいです。