ホテルのサービスマインドが発揮されるホテルで行われる冠婚葬祭利用。それぞれに特化した業者や施設が増加している現在、ホテルでそういった利用をすることは、一体どんなメリットが双方にもたらされるのでしょうか。
ホテルウエディングの魅力とは
ウエディングに特化した施設も増えてきている中で、ホテルで結婚式を挙げる魅力とはなんでしょうか。
ウエディング関連施設が充実していること
宴会場をはじめ、挙式場、関係者の控室やクローク、遠方からの来賓の宿泊希望にも対応できると言った施設の充実がなによりの魅力といえるでしょう。設定する側もホテルとのやり取りのみで式から会食、宿泊までの準備が完結するので少ない労力で最高の式を用意することができます。
利用してもらう側としても、様々なニーズに対応できる部門がすでに用意されており、客室の稼働率を上げるとともに食事や会場の提供により多くの収益を上げることが可能。
各種連携がスムーズに行われる安心感
ヘアメイクや貸し衣装、写真といった他部門との連携も、ホテルと提携を結んでいるところで済ませることが可能なので準備に手間取る心配がありません。
交通アクセスの良い立地
ホテルという性質上、アクセスの良い土地にあるのがほとんど。来賓の方をはじめ友人知人も足を運びやすいというのは招かれる側も助かりますよね。
歴史と格式で、縁起の良い式に
ホテルによっては過去に皇族が利用した場所があったり、有名人や財界人が利用したホテルで自分達も式を挙げれば、歴史と格式高く縁起の良いものになるのではないか…という一般のウエディング専門施設には無い高貴なものを得ることが可能です。ホテルとしても知名度の向上や格式の高さのアピールをすることにも繋がります。
ホテルの葬祭利用の魅力
少子高齢化が進む現代社会では、葬祭利用も重要なニーズのひとつです。とはいっても、ホテルでは結婚式や会合、学会といったことも行っているので、仏事を大規模に行なうことは現実的ではありませんよね。「故人を偲ぶ会」といった法要や会食のように、宗教儀礼を伴わないものを中心に受け入れが拡大しています。
やはり好立地であるのは大きなメリット
人が集まるのにアクセスが良いというのは魅力!
大人数も収容できる設備
たくさんの人に故人を偲ぶ機会を設けたいという親族のために、どんな人数にでも対応できる設備があるというのは心強いでしょう。社葬や合同葬など、規模の大きな葬儀・宴会に対応しているホテルもあるようです。
用意される食事の質の良さ
食事を提供することによって、ホテルの収益率をアップさせられるのは経営上望ましいこと。法要につきものなのが食事です。弁当が一般的ですが、ホテルでの食事提供で胃袋を満足してもらい、足を運んでもらった人たちへの感謝の気持ちを表すことができるでしょう。
失敗の許されない会を任せられる信頼感
慶事は失敗しても笑って許されることがありますが、法事はそうはいきません。ホテルマン・ホテルウーマンのしっかりとした接遇スキルで安心して法事を任せられることが出来ます。
未開発の葬祭関連事業はこれから注目です
婚礼宴会同様、施設やサービスをみてもホテルで行うメリットの十分ある葬祭事業ですが、まだホテルでの法事はポピュラーなものとして確立されてはいません。現時点では未開発の事業ですが、今後より注目されることでしょう。婚礼宴会と同じく葬祭についても確かな知識と技術を持った人材の育成に日頃から努めておくことが新たな収益源を生むといって良いでしょう。