正確には「アロットメント(Allotment)」であり、「分配・割り当て」を意味します。日本の宿泊業界では「ブロック」と呼ばれることが一般的で、航空業界では「アロット」が一般的です。
旅行業界では、ホテルや航空会社による一定数の客室・座席の提供が恒常的に行われてきました。例えば、航空会社が旅行会社に確保してある座席分を預け、販売を委託します。期限内に売れなかった座席は航空会社に返される仕組みとなっていて、これが「アロット」の仕組みです。
これを「アロット」または「ブロック」と呼び、これまでは旅行会社はいかに多くのアロットを預かることができるかを競っていました。しかし近年、消費者のニーズが多様化し、同一のアロットが大量にある必要性は重要ではなくなっています。アロットの販売率も低下しているためアロットの提供量も減少傾向にあります。