用語解説

カボタージュ

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交通に関する規則の一つで、国内のみの輸送を自国業者に限定するのか、他国業者にも開放するのかという規則のことをいいます。

もともとは海上運送において国際習慣として成立・発達しましたが、現在では航空業界など他の交通機関でも導入されています。

一般的にはカボタージュ=規制がかかっている状態を指し、国内で他国業者の船や飛行機が運航できない状態を示します。

日本では、1952年公布の内航海運業法によって定められた、自国の沿岸輸送は自国船に限るというルールを守り続けています。

カボタージュは世界の共通ルールとしても守られており、日本以外にはアメリカ、中国や韓国をはじめとするアジア諸国、ドイツやフランスといったヨーロッパ諸国など、海岸線を有するほとんどの国で実施されています。

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