「二国間航空協定」とも呼ばれ、国際民間航空の運送条件に関する二国間の取り決めのことをいいます。協定を締結する際は、定期国際航空業務を行う権利の交換や付帯条件等について交渉が行われることになります。
航空協定は1944年にアメリカ・シカゴで締結された「国際民間航空条約(シカゴ条約)」に基づいており、1946年に締結された米英航空協定(バミューダ協定)」をモデルとして、原則的に関係する二国間で結ばれてきました。
その後、1978年にアメリカで航空規制緩和法が成立し、1992年にはオープンスカイが導入開始。これを受けて、各国間で結ばれる航空協定は次第に規制緩和の方向へ向かっています。
日本は1952年にアメリカと航空協定を結び、これまでに計55カ国1地域との間で航空協定を締結しています。